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伝統食

その110.コロナ禍を伝統食復権のテコとせよ!(まとめ・補) コロナ感染と免疫を 「ししおどし」に学ぶ!

生理学博士 久間英一郎

 前回で一応のまとめを書きましたが、コロナの猛威が止まらず、3回目の緊急事態宣言も出ましたので、私が考えるコロナ感染と免疫の考え方、更にはコロナ禍での新しい生活スタイル(ニューノーマル)について私見を述べてみたいと思います。
 まず、コロナウイルスが免疫グロブリンIgAなどの免疫細胞の強弱によって感染が左右されるということは、コロナウイルスの体内への侵入=感染ではなく、コロナウイルスは日常的にある程度侵入しては素通りしていることが想定されます。
 では、私達はこのウイルスの侵入と感染をどのように総合的に理解したら良いかを「ししおどし」を例にとって説明したいと思います。
  「ししおどし」の原理は、図の通り、水が竹筒の上部に溜っていき、満杯に近づくと水の重さで頭部が底部より重くなって竹筒の水が一勢に落下します。次の瞬間、元々重かった底部が重さを回復して勢いよく落下し、大きな音をたてる(その音で有害動物を追い払う)仕掛けです。
 この「ししおどし」の竹筒全体を私達の身体と例え、水をウイルスと例え、水の落下を感染と例えます。更に外敵から人を守る免疫力の力で竹筒の底部に小さい穴(実際には存在しません)が開き、少しずつ水(ウイルス)が排出されていると考えましょう。
 そうすると、水が落下しない(感染しない)ためには、入ってくる量Ⓐから、出ていく量Ⓑを引いた量が竹筒上部の許容量を越えないことが必要となります。ですから理想は、Ⓐを極力最小にし、Ⓑを最大にすれば容易に落下(感染)は起きないことになります。
 逆に、現在の感染対策(マスク・手洗い・三密回避)を無視して、多数・大声・長時間の会食やイベントに参加すると、Ⓐ水(ウイルス)の量は一気に増加し、Ⓑを差し引いても、アッという間に「ししおどし」の水は落下して感染してしまうのです。水(ウイルス)の量的増加が感染という質的な変化をもたらすのです。
 止むを得ず、会食につき合ったとしても、出来れば、マスク会食、少人数、1時間以内、そして翌日から数日は必ず自粛、こうするとⒶはさほど増えず、Ⓑは増えるので「ししおどし」の水位は低位にリセットされるでしょう。
 逆に、例え短時間とはいえ、連日会食すると、Ⓐはどんどん蓄積されて、ついには落下(感染)にも繋がりかねません。私達は、一瞬の油断でも、また少しずつの累積でも「ししおどし」は落下し得るものと肝に銘じる必要があると思います。
 Ⓐを減らすには、マスク・手洗い・三密回避。Ⓑを増やすには、伝統食(和食)の復活、サプリの積極的活用による腸内フローラの改善・少食・運動・加温・自律神経の維持・ワクチンなどによる免疫力の向上が重要です。
 今、変異ウイルスは感染力が非常に強くなっているばかりか、二重三重に変異する危険性が指摘されています。その場合も、この「ししおどし」の考えをより厳格に実行していただき、コロナ禍の時代のニューノーマルとしていただきたいと思います。

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