ピーエスの取り組み - 過ぎたるは及ばざるに劣る

その76.入院患者はなぜ青白い? 腸内細菌を味方につけることが健康のカギ

生理学博士 久間英一郎

 「人は一人では生きられない」とよく言われますが、今回のテーマもこれに似て非なるもの。
 すなわち、ヒトの腸内には100兆とも500兆ともいわれる数の腸内細菌が棲んでいます。そしてこの腸内細菌が私たちの健康のために日夜すばらしい仕事をしてくれているのです。
 その働きを列挙すれば・食物の消化・吸収を助ける・殺菌作用、免疫の保持・ビタミンの合成・タンパク質の合成・ホルモン・酵素の合成・血糖値・血圧の調整・コレステロール代謝に関与・虫歯予防 等々...。
 医学博士 林秀光氏に言わせますと、もうこれは、人の一連の臓器に匹敵するとして「ヒトは腸内細菌群というもう一つの臓器、『二重臓器』を持っている」と主張しています。
 こう考えてみると、ヒトは腸内細菌抜きには生きられない。腸内細菌に"共に棲んでいただいている"というのが正解なのかもしれません。
 ところが、現代人はこの腸内細菌(特に善玉菌)を苦しめることばかりしているのです。食事の欧米化や、それに伴う冷え、便秘、ストレス、運動不足、薬の乱用等々生活スタイルの変化は、腸内細菌(特に善玉菌)を苦しめ、逆に悪玉菌の繁殖を促進することとなり、ひいては様々な生活習慣病の原因となるのです。
 皆様は、入院中の患者をお見舞いされた経験はおありでしょう。
 ほとんどの患者の顔色は青白かったのではと推察します。なぜ?入院中の患者はほとんどが多種多様な投薬を受けます。ストレスも増えます。そうすると、善玉菌がダメージを受けます。抗生物質を投与されると善玉菌も悪玉菌も軒並み瀕死の状態になります。
 こうなると、前述した腸内細菌のすばらしい働きがストップしますので、健康な血液が造れない、流れないことになってしまう。だから患者の顔色は青白くなるのです。
 さらに化学薬剤を乱用すると善玉菌も悪玉菌もヘトヘトになり大して強力でもないO-157などに感染したり、薬に耐性を持ったMRSAなどによる院内感染を招くことにつながるのです。やはり化学薬剤は、必要最小限にとどめるべきなのです。病院の薬局窓口あたりでスーパーの袋いっぱいの薬をさげている人を見かけるのは不思議な光景ではありません。"薬乱れて国滅ぶ"ことにならなければと願う次第です。
 そこで、薬とは対極にある健康飲料をご紹介します。元国際地球環境大学大学院名誉総長 小牧久時博士は、16種類の乳酸菌と24種類の酵母を数段階に渡って共棲培養を繰り返して抽出した「乳酸菌・酵母共棲培養エキス」(一般名『プシュケー』)を開発しました。
 この『プシュケー』は、菌ではありませんので、胃酸で死滅することはなく腸まで到達し、腸内善玉菌(乳酸菌・酵母)の素早い繁殖を実現するのです。例えば、腸内で苦しんでいるポパイに、もう一人のポパイを送るのではなく、ホウレン草を送るという発想なのです。これでポパイも元気モリモリという訳なのです。
 国際自然医学会(会長 森下敬一博士)の機関紙「自然医学」にこの『プシュケー』が紹介されましたが、その時の記事が実に的を得ていますのでご紹介します。
 「『プシュケー』の阻止作用(善玉菌の繁殖により悪玉菌の活動が阻止される)は次の二点である。
 第一は従来の抗生物質や殺菌剤のように直接細菌を殺すのではなく、阻止帯を形成して、悪玉菌の活動を封じ込めてしまうという点。
 第二に腸内有益菌である乳酸菌の繁栄は阻止できないという点。
 つまり『プシュケー』は決して健康な体細胞を傷つける事なく、悪性腫瘍や悪玉菌を兵糧攻めにし、なおかつ良好なる腸内菌は生かしてくれるという、選択的な作用をするわけである。これは化学薬剤にはみられない自然物の薬理作用の妙味である。」

 詳しい学術報告書をご希望の方は編集部へお問い合わせいただくか、本稿No 56、57をご参照ください。

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