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健康コラム

過ぎたるは及ばざるに劣る

その24. 日本食のすすめ(下) 「日本人は純日本食に立ち帰れ」

生理学博士 久間英一郎

生物は本来、その自然環境を構成する一存在として進化してきているのですから、その環境に存在する食物を食べるのが自然なのであり、逆にそれから離れれば離れるほど不自然(病気)になってきます。

「『アメリカ小麦戦略』と日本人の食生活」の著者、鈴木猛夫氏は「どこの国も、どの地方も一つの例外もなく、必ずその土地でその季節にとれるもので命をつないできたというのが人類の長い歴史である。この原則を離れてヒトは生きられない」と言っています。

とすれば、我々日本人は何を食べればよいのでしょうか? それは、我々の祖先が何を食べていたのかを思い出せばよいのです。日本人は、温帯モンスーンの高温多雨下でとれる米、軟質小麦(うどん用)、野菜、山菜、それに四方の海からの恵みの魚貝類、海藻、そして忘れてはいけない高温多湿を利した発酵食品(味噌、醤油、漬物、酢、納豆、酒等)と時々卵、こういった食品を旬に合わせて巧みに組み合わせて伝統的な日本食を生み出してきたのです。

他方、欧米は、比較的寒冷小雨地が多く、パンに適した硬質小麦や畜産に適した牧草に向いているので、これらの地方ではパン、肉、乳製品、卵という食事に必然的にならざるを得ないのです。

日本食と欧米食を栄養素の点で比較してみましょう。両者の全エネルギーに含まれる炭水化物、タンパク質、脂質をみると、日本食の場合は、圧倒的に炭水化物が多く、欧米食はタンパク質、脂質が多いのです。そしてこの両者は「脂肪の質」において決定的な差があります。肉・乳製品の脂肪は、低温では固まりやすいことでもわかるように、飽和脂肪酸(コレステロールを増やす)が圧倒的に多く、他方、米、野菜、魚の日本食の脂肪は、不飽和脂肪酸(コレステロールを減らす)が多いのです。どちらが健康的かは明白です。さらに日本食は欧米食に比べて食物繊維が多く、大腸ガン、糖尿病、便秘を回避する働きでも近年大きく評価されています。

アメリカ、マウントサイナイ医科大学教授、新谷弘実氏は、年間約5千人の腸を長年診断・治療した経験から次のように指摘します。「人には人相や手相のように『腸相』というものがある。肉食の多い人の腸は、硬くて短い。純日本食をとる人の腸は、柔らかくて長い。なぜそうなるかというと、肉・牛乳は、低残滓の(残りカスが少ない)食物であるので、便の量が少なく、それを押し出すのに腸は大変な運動を強いられるので硬く短くなる。腸圧も上がるので大腸ガンの激増につながる」。日本食の場合は、その反対というわけです。

新谷教授は、「あなたが今から米や人参、ごぼう、海藻、そして魚など純日本食をとり続けたなら、半年後にはあなたの腸相は間違いなく変わるだろう。ピンク色をしたツヤツヤした吉相になるだろう。日本人は、純日本食に立ち帰れ!!」と強く主張しています。

謹んで拝聴したいと思います。



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